羽田空港に新たな747-400が乗り入れです.
2015.08.11 Tue
羽田空港に新たな747-400が乗り入れです.こんばんは.
既にニュース等で報道されていますが,
8/1より,新たな747-400が羽田空港に乗り入れします.
そのエアラインですがオーストラリアのカンタス航空(Qantas Airways,QF,QFA)です.
カンタス航空ですが,成田ーシドニー間で747-400による運航を行ってきましたが,
7/31のQF22便を最後に翌8/1からは,羽田発着になっています.
シドニーからの最後の747-400便となるQF21便は,7/31の06:03にT2の63番スポットへインし,
折り返し,成田からの最後のシドニー行き747-400便となるQF22は,82番スポットから,20:30に出発したとの事です.
で,なんと・・このVH-OEFよく~く調べてみたら,747-400じゃなくて,747-400ERですね.
成田からの最後の747便となったVH-OEIも同じく747-400ERですね.
で,この747-400ERですが,日本国内線専用の747-400である747-400Dと同じ位い貴重な機体で生産機数は747-400Dを下回るわずか6機,しかも発注したエアラインはカンタス航空のみと言った機材です.
外見はWingletもあるので,747-400と全く同じですが,最大離陸重量の引き上げや,コクピットのコンソール類のLCDパネル化等改良がなされています.カンタス航空ですが,BA(英国航空)と同じく,イギリス連邦系および旧イギリス連邦系の航空会社なので,747の搭載エンジンはロールス・ロイス社製のRB211-524を装備が多いのですが,この,VH-OEFは747-400ERの為,GE製のエンジンGE CF6-80C2B5Fを搭載しています.
翌8/1ですが,シドニーから羽田への747-400便初便となるQF25便は機番:VH-OEFで,羽田空港のRWY23(D滑走路)に着陸,定刻より13分早い05:17に到着したとの事です.
折り返しシドニー行きのQF26が147番スポットから,定刻の22:00より2分早い,21:58に出発RWY16L(C滑走路)から離陸し現地シドニーへの到着は現地時間2日の08:21到着との事です.
一方成田からの豪州路線ですが,8/1からは,成田ーシドニーから,成田ーブリスベーン線へ変更となり,これに伴い,機材は747-400からA330-300となります.日本から豪州へのカンタス航空のダイヤは以下の通りとなります.
運航スケジュール
羽田-シドニー線(機材:747-400)
QF25便: シドニー(20:40)→ 羽田(翌日05:30)
QF26便: 羽田(22:00)→ シドニー(翌日08:30)
成田-ブリスベン線(機材:A330-300)
QF61便: ブリスベン(11:00)→ 成田(19:15)
QF62便: 成田(20:55)→ ブリスベン(翌日07:00)
羽田ーシドニー便の運航スケジュールを見ると,
QF25便の到着からQF26便の出発まではかなり時間がある事がわかりますね.
羽田空港での撮影の機会も恵まれるのではないかと思います.
さて,本来なら新たな747-400(747-400ER)の羽田就航と言う事で,
747ファンの私としては撮影に行きたかったのですが,
生憎私用がありまして,今回断念するを得ませんでしたが,
私の知人である8096さんが,QF成田線最後の747-400と747-400羽田到着を撮影されていたとの事で,
今回写真を頂きましたので,ご紹介したいと思います.
8096さん,羽田空港での徹夜お疲れ様でした.この場を借りてお礼申し上げます・・.
・先ずは,QF21便としてシドニーから到着したVH-OEIです.撮影は航空科学博物館から撮影した写真で,
駐機スポットは.805番スポットと思われます. VH-OEIに目が行く前に.
NCAの747-8Fと747-400Fの2機に目が行ってしまいました.

・7/31の成田空港T1北側展望デッキから撮影した82番スポット駐機中のQF22便(VH-OEI).
747-400の特徴であるWingletがはっきり確認できますね.
主翼先端がWingletにかけて少し下に緩いカーブを描いているのが判りますね.Wingletの重量による影響からです.
さて,このWingletですが,1つどの位の重量がわかりますか?答えは・・私が以前アップした記事を参照下さい.
B747-400のウイングレットの重量は?
http://ja8094.jp/blog-entry-747.html

・82番スポットよりプッシュバックするQF22便.747便として成田から最後のフライトとなります.

・こちらはプッシュバックを終え,離陸滑走路にタキシングを開始したQF22便.
82番スポットからプッシュバックごE3-TWYをタキシング中の様子です.


・続いて,翌日8/1の羽田空港での写真となります.シドニーからQF25便として到着し,
羽田空港国際線ターミナル前のP-TWYを到着スポットに向かいタキシングするQF25便(VH-OEF)

・羽田空港管制塔をバックに,P-TWYを到着スポットに向かいタキシングするQF25便

・引き続きP-TWYを到着スポットに向かいタキシングするQF25便

.QF25便ですが,機番はVH-OEFで,OneWorldの特別塗装機ですね.
QFはBAと同じく,イギリス連邦系および旧イギリス連邦系の航空会社なので,エンジンはロールス・ロイス社製
のRB211-524を装備が多いのですが,このCH-OEFは747-400ERなので,エンジンはRRではなく,
GEエンジンなのがわかりますね.R2ドアの右側一番前の窓の下に灯りが見えますが,
この灯りは,翼に降雪や着氷がある場合を示す翼の上のマーキングを照らす灯りです.
正式には主翼着氷監視灯と言います.

・折り返し,羽田発シドニー行となるQF26便となる.VH-OEFですが,夜の出発なので,
暫く駐機スポットでストアの様です.905番スポット辺りでストアと思われます.
手前のLHの747-8ICですが,レトロ塗装のD-ABYTですね.

最近は何処の国のフラッグキャリアでも777-300ERに押され気味の747-400ですが,
QFの様に.新たに747-400を日本路線に投入してくれるのは,とても喜ばしい事ですね.
コラム執筆はじめました
http://latte.la/user/129314
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Category: 航空