調布での航空事故の報道内容について.

2015.07.30 Thu

調布での航空事故の報道内容について.

先日,東京都調布市の調布飛行場で,単発プロペラ機の
パイパーPA-46-350P(愛称:マリブ・ミラージュ)機番:JA4060
離陸後.調布市街地に墜落する航空事故が発生しましたね.
ニュース報道でも詳しく報道されていますが,
7/30の読売新聞の記事によると.
安全な離陸に必要な速度に達しないまま離陸に踏み切った可能性があるとの事です.

この記事の内容に一寸違和感を感じましたが,
要は,機首上げをしたが,何らかのトラブルで安全離陸速度(V2)へ達しなかったと,
報じたかったのだとと思いますが・・.
通常は,滑走路滑走中に離陸決定速度(V1)に達した為,機首上げ(Vr)その後,
離陸を継続し,安全離陸速度(V2)に達する訳ですが,
安全な離陸に必要な速度に達しないまま離陸に踏み切った可能性と言う事は記事の内容は・・,
機首上げ速度(Vr)を意味するのか,それとも離陸決定速度(V1)を意味するのか,
記事の内容からは判断できませんでした.

当該機のエンジン不具合の可能性も考えられますが,
当該機が最大離陸重量に近い機体重量だったとの報道もあり,
まだ,JTSBから原因等報告されておらず,ここは憶測の域になりますが,
エンジンの不具合の可能性に加え,
滑走路の距離が足りなかったの事も要因に考えらるのではと思います.
と言うより,滑走路長は物理的に決まっている為にどうしようもないので,
航空機側での調布飛行場800mの滑走路で安全に離陸すべく,
機体重量調整を行う必要ると言う事ですね.

通常は,伊豆大島まで2時間分の燃料があれば十分との事ですが,
当該機は5時間分の燃料を搭載し,乗員乗客は5人との報道でしたね.
また,当日は気温が高く,この為,離陸距離が長くなる傾向にあります.
気温が高くなると空気中の酸素密度が低くなるので,
夏場などは,エンジンへの酸素流入量が減り,結果,離陸する為の滑走距離が長くなります.
パイパーPA-46-350Pの機体重量に応じた離陸距離がどの位なのかわかりませんが,
機体が軽ければ,V1に達するまでの余裕があり,800mの滑走路でも停止できたと思います.
その辺の環境を考慮していたのか?・・も疑問と言えると思います.

今回は死傷者が出る惨事となってしまいましたが,
原因究明と恒久対策を期待したいですね.
事故で無くなった方のご冥福と,
負傷された方の一日も早い回復をお祈りします.

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