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2020年の東京五輪までにはバイオ燃料で商業飛行可能か!?.

2015.07.07 Tue

2020年の東京五輪までにはバイオ燃料で商業飛行可能か!?.

こんばんは.
日経新聞の(7/2)の記事の紹介です.
先日,2020年の東京五輪のオフィシャルエアラインANAJALの2社が選ばれましたね.
日経新聞によると,政府は,藻類や木くずをもとにした航空機向けのバイオ燃料を2020年の東京五輪までに,
商標飛行で使える様にするとの事です.

政府は,7月にANAJALの航空2社,IHI,石油元売りの業界団体などと協議会を設立し,
燃料の生産・供給方法を官民で整えるとの事.石油系燃料から置き換える事で,
燃料源の多様化や二酸化炭素排出量の削減につなげる.

バイオ燃料ですが,トウモロコシや木くず,藻などの植物を主原料としており,
実際の使用方法は,ガソリンや軽油など石油系燃料と混ぜて使用します.
国内では自動車で普及が一部進んでいますが,

航空業界の使用例は2009/1/30にJAL747-300による試験飛行など3回で,
航空機の場合は,氷点下の高度1万メートルの飛行に堪えるため燃料の採用基準が厳しく,
バイオ燃料活用が後手に回っていたのが現状との事です.
JALバイオ燃料の初飛行では,バイオ燃料(植物のカメリナ(84%),ジャトロファ(15%),藻(1%))
の50%のバイオ燃料と従来の航空燃料(ケロシン)50%を混合した燃料を4基あるエンジンの1基で使用し,
従来の航空燃料と性能の違いは無かったとの事です.

ANAでも,2014/4/17に787-8JA808Aバイオ燃料でデリバリーされ,
シアトルから羽田まで太平洋を横断しフェリーされた事がありますが.
フェリー飛行で,実際に商業飛行した訳ではないので,今後の活用が見込まれますね.

但しバイオ燃料の主原料である,トウモロコシに関しては食用でもある事から,
それが燃料生産に回されると,食用トウモロコシの高騰や,
貧困国での食料不足にも繋がる懸念があるので,注意が必要ですね.
やはり,個人的には藻(ユーグレナー)による燃料生産がコストが下がれば有効だと思います.

コラム執筆はじめました
http://latte.la/user/129314
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