ANAとフィリピン航空旅客輸送事業で提携へ.
2014.10.08 Wed
ANAとフィリピン航空旅客輸送事業で提携へ.こんばんは.
既に報道発表されていますが,
ANAはフィリピン航空と旅客輸送事業で提携するとの事です.
予定では10/26の冬ダイヤからの定型開始となり,
10月下旬から日本とフィリピンを結ぶ国際線と両社の国内線の一部路線で共同運航を始める.
ANAのフィリピン路線は現在の週14便から,約5倍の週74便に増え,
両社の搭乗率を高められる上,マニラの空港での乗り継ぎも便利になる.
旅客増が続くアジア路線の競争力を高める目的.
高成長が続くフィリピンでは旅客需要が伸びており,
外務省が日本に何度も入国できる数次ビザの発給を緩和した事で,
訪日観光客も増えると見込まれ,日本とフィリピン間の旅客需要は中期的に拡大する見通しとの事です.
ANAは現在,羽田と成田の両空港からマニラに週14便,
フィリピン航空は羽田,成田,中部,関空,福岡の各空港からマニラとセブに週60便を運航している.
10/26からこの全便に互いの便名を付け、自社運航便と同様に座席を販売する.
両社の乗り継ぎ便はスルーチェックインが可能となり,
乗り継ぎに必要な時間が短縮されANA便利用でマニラ乗り継ぎの場合,
第3ターミナル(おもに国内線)で2時間,第2ターミナル(おもに国際線)で5時間必要だったものが,
それぞれ90分,2時間に短縮され,
ターミナル間の移動はフィリピン航空が運行する構内バスを利用できるようになる.
フィリピン航空はアジアで最も古い歴史を持つ航空会社だが,
近年は現地のLCCの台頭で業績が低迷しており,
ANAとの提携で長距離路線に軸足を移し,生き残りを図る意図もあるとの事です.
尚,マイレージはフィリピン航空は航空連合に加盟していませんが,
マイレージでも提携するとの事です..
アジアの航空事情は好調ですが,その一旦はLCCの影響もあると思います.
フィリピンのフラッグキャリアであるフィリピン航空も最近はLCCの煽りを食らっている様ですね.
ANA側としては,好調なアジア路線の更なる基礎固め,両エアラインのベクトルが
一致したのかもしれませんね.利用者としては,利便性が向上するのは良い事ですね.
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Category: 航空