日系エアライン,次に目指すは中南米路線.ANAは787が切り札!.
2014.09.18 Thu
日系エアライン,次に目指すは中南米路線.ANAは787が切り札!.こんばんは,
9/15の日刊工業新聞の記事からです.
ANAの中期経営計画で,16年度輸送力を13年度比の45%増とするとの事です.
それに伴い.中・大型機を集約,
2030年には,現在6機種保有している中・大型機を3機種(787,777,777-9Xかな?)にほぼ集約,
中・大型機をボーイング機に統一し,
乗員養成や整備のコストなどを効率化する.
今後の路線開設候補地は中南米.
旅客流動を生む路線の開拓が必須となるが,就航の候補地として注目されているのが,
ブラジルやメキシコなど中南米地域.
ブラジルはJALが2010年にサンパウロ線を撤退以降,国内航空会社の直行便はない.
ブラジルは経済成長が著しく,メキシコは自動車を中心に日系企業の進出が相次いでおり,
一定の旅客需要が見込める予測.
中南米路線については,JALも注目しており,事実,ANAが共同運航するブラジルのTAM航空は,
航空連合「ワンワールド」に加盟するチリのラン航空と12年に経営統合.
ワンワールドに加盟するJALは,TAM航空との共同運航を目指している.
両社が中南米路線で他社との共同運航を模索するのは機材繰りの問題がある為で,
日本から中南米に直行便を飛ばせば,機材は3日以上戻らず,
コスト面などで,直行便就航に二の足を踏んでいるのが現状との事.
そこで存在感が増すのが,787.
787は777と航続距離がほぼ同じで,1席当たりの運航コストが約20%低く,
需要開拓型の路線にうってつけの機材.ANAは787を80機(787-8:36機,787-9:44機)
発注しており,
中型機は787にほぼ統一する計画.
787の今後の展開で,世界的規模で路線開拓が進むかもしれませんね.
今まで,大型機でしか飛べす,コストに見合わなかった路線が,
機材のダウンサイジング(最適化と言う意味で)により,
赤字から黒字に転換できる試算も出来るのではと思います.
言い換えれば,航空機の技術の発展が飛行距離を飛躍的伸ばしたとも言えますね.
JALの中南米を意識している様で,A350あたりで対峙しそうな雰囲気ですね.
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Category: 航空
Comment
JA8094 >>URL
No title
ゲストさん.
こんばんは,言葉足らずで失礼しました.
輸送力を2016年度は2013年度の45%増とすると言う事です.記事の方改訂しておきます.
こんばんは,言葉足らずで失礼しました.
輸送力を2016年度は2013年度の45%増とすると言う事です.記事の方改訂しておきます.
Edit | 2014.09.20(Sat) 19:26:00
ゲストさん >>URL
No title
>ANAの中期経営計画で,16年度輸送力を13年度比の45%とするとの事
輸送力が45%増えるということですか?
輸送力が45%増えるということですか?
Edit | 2014.09.19(Fri) 23:51:28