2020年を控え,羽田空港の滑走路運用方式が変わりそうです.

2014.07.11 Fri

2020年を控え,羽田空港の滑走路運用方式が変わりそうです.

こんにちは.
首都圏空港機能強化技術検討小委員会の中間とりまとめ報告が開示されました.
この中で,羽田空港の滑走路処理能力の再検証が行われています.
現行は1時間当たり,出発機40機到着機40機となっていますが,
滑走路運用及び飛行経路の変更に於いて,南風時最大83機(出発機42機,到着機41機)
北風時最大88機出発機43機到着機45機)まで確保が可能との事です,
出発,到着機を同数と家庭した場合82機との事です.
以下,資料に沿って簡単に説明します.
尚,添付資料は首都圏空港機能強化技術検討小委員会中間とりまとめ資料より借用させて頂きました.
詳しい報告書はこちらになります.

首都圏空港機能強化技術検討小委員会の中間取りまとめについて
http://www.mlit.go.jp/report/press/kouku01_hh_000053.html

先ずは,現行80回の滑走路の運用方法と飛行経路及び,離着陸機数です.

現行南風運用時の滑走路の運用方法と飛行経路(時間値80回)
離陸はA滑走路(RWY16R)及びC滑走路(RWY16L)で,
処理能力はRWY16Rが22機,RWY16Lが18機.
着陸はB滑走路(RWY22)及びD滑走路(RWY23)で,
処理能力はRWY22が28機,RWY23が12機となっています.
RWY16Rは基本的に西日本方面,RWY16Lは東日本方面への出発.
RWY22は西日本方面からの到着,RWY23は東日本方面からの到着となっています.
現行南風時運用

現行南風運用時の滑走路の運用方法と飛行経路(時間値80回)
離陸はC滑走路(RWY34R)及びD滑走路(RWY05)で,
処理能力はRWY34Rが12機,RWY05が28機.
着陸はA滑走路(RWY34L)及びC滑走路(RWY34R)で,
処理能力はRWY34Lが28機,RWY34Rが12機となっています.
RWY34Rは基本的に東日本方面,RWY05は西日本方面への出発.
RWY34Lは西日本方面からの到着,RWY34Rは東日本方面からの到着となっています.
現行北風時運用

さて,この運用方式がどの様に変わるかと言いますと.南風,北風で,それぞれ2案が
検討されています.先ずは南風案から説明しましょう.

南風時の滑走路運用・飛行経路見直し案1(時間値84回)
こちらは,簡単に言うと,現行の南風時の滑走路運用にB滑走路(RWY22)からの
出発機を追加した案となっています.
離陸は,A滑走路(RWY16L),B滑走路(RWY22),C滑走路(RWY16L)で,
処理能力は,RWY16Lが21機,RWY22が6機,RWY16Lが15機.
着陸は,B滑走路(RWY22)及びD滑走路(RWY23)で,
処理能力はRWY22が28機,RWY23が14機となっています
滑走路別の行先の詳細は不明ですがRWY22は両方面,RWY16Rは西日本,
RWY16Lは東日本方面への出発,到着は,RWY22は西日本方面からの到着,
RWY23は東日本方面からの到着と読み取れます.
南風案-1

南風時の滑走路運用・飛行経路見直し案2(時間値90回)
此方の案ですが,B滑走路(RWY22)からの離陸数の増加と,A滑走路(RWY16R),
C滑走路(RWY16L)への着陸機を追加した案となっています.
離陸は,A滑走路(RWY16L),B滑走路(RWY22)で,
処理能力は,RWY16Lが22機,RWY22が24機,
着陸は,A滑走路(RWY16R)及びC滑走路(RWY16L)で,
処理能力はRWY16Rが13機,RWY16Lが31機となっています
滑走路別の行先の詳細は不明ですがRWY22は東日本方面,RWY16Lは西日本方面への出発,
到着は,RWY16Lが東日本方面からの到着,RWY16Rは西日本方面からの到着と読み取れます.
到着機は西日本からの便は大きく迂回して都心上空を飛行する事になりそうですね.
丁度,西日本・東日本方面からの到着機が,練馬区の我が家の上を飛びそうな感じです(笑)
捕捉.時間値90回とありますが,離陸機及び南風時・北風時の
時間値を同数にした運用と仮定すると,離陸44回,着陸44回の計88回
南風案-2

北風時の滑走路運用・飛行経路見直し案1(時間値90回)
こちらは,現行の北風時の運用方法と変更はなく,飛行経路の変更で機数を増やす案の様です.
離陸はC滑走路(RWY34R)及びD滑走路(RWY05)で,
処理能力はRWY34Rが22機,RWY05が24機.
着陸はA滑走路(RWY34L)及びC滑走路(RWY34R)で,
処理能力はRWY34Lが31機,RWY34Rが13機となっています.
RWY34Rは基本的に東日本方面,RWY05は西日本方面への出発.
RWY34Lは西日本方面からの到着,RWY34Rは東日本方面からの到着とと読み取れます.
捕捉.時間値90回とありますが,離陸機及び南風時・北風時の
時間値を同数にした運用と仮定すると,離陸44回,着陸44回の計88回
北風案-1

北風時の滑走路運用・飛行経路見直し案2(時間値90回)
此方の案は,現行のC滑走路の離着陸に加えて,A滑走路とC滑走路の2本を同時に離着陸に使う案です.
離陸はA滑走路(RWY34L),C滑走路(RWY34R),D滑走路(RWY05)で,
処理能力はRWY34Lが2機,RWY34Rが21機,RWY05が23機.
着陸はA滑走路(RWY34L)及びC滑走路(RWY34R)で,
処理能力はRWY34Lが30機,RWY34Rが14機となっています.
RWY34Lは基本的に西日本方面,RWY34Rが両方面,RWY05は西日本方面への出発.
RWY34Lは西日本方面からの到着,RWY34Rは東日本方面からの到着とと読み取れます.
捕捉.時間値90回とありますが,離陸機及び南風時・北風時の
時間値を同数にした運用と仮定すると,離陸44回,着陸44回の計88回
北風案-2

さて,如何だったでしょうか?.色々な見直し案が検討されている様ですが,
特に都心上空の飛行制限の解除や,神奈川県,千葉県市街地上空の飛行も増えるので,
周辺の理解も必要となると思います.
また,5本目の滑走路を,現在のC滑走路とパラレルに増設する計画も浮上している様ですが,
単に,2020年のオリンピック・パラリンピックを目指すのではなく,
その後の需要も見込んで,きちんとした計画にして貰いたいですね.
今後の動向も要ウオッチです.

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