今日5/16で,最後の旅客型747(JA8961)が離日して丁度ひと月・・最終売却整備の様子をレポート.

2014.05.16 Fri

今日5/16で,最後の旅客型747(JA8961)が離日して丁度ひと月・・最終売却整備の様子をレポート.

こんばんは.
今日5/16は,国内エアライン最後の旅客型747(JA8961)が離日して,丁度ひと月ですね.
JA8961ですが,3/31の定期運航終了後,4/1のANAグループ入社式でのバックを務め,
その後,売却整備が行われました.

今回,残念ながら私自身はJA8961の売却整備を見る機会がありませんでしたが,
知人のU/D8965さん,いっちゃんさんが,売却整備の見学されたとの事で,
見学会で撮影した写真を提供頂きました.
代理掲載になりますが,このブログでご紹介したいと思います.
U/D8965さん,いっちゃんさん,写真提供ありがとうございました.
尚,お二人の写真は全てANA掲載許可を得てるとの事です.
お二人から頂いた写真について,私なりの考察を書き足してご紹介していきます.


・整備中のJA8961の全景です.場所は新東京第一格納庫のNo3ドックです.
 このドックですが,747を整備可能な施設となっています.
 この位置から見ると,まるで新品の様な輝きですね.
 (2014/04/02 U/D8965さん撮影)


・こちらは,JA8961の機体前部をクローズアップ.747は現在でも最も速度が速い
 航空機ですが,その秘密が実は主翼にあります.主翼の後退角がNo4エンジンより
 外側で角度が変わっているのがわかると思います.
 この角度の違いにより,高速域での失速(翼端失速)が防止され高速飛行が可能となります.
 (2014/04/02 U/D8965さん撮影)


・こちら,上の写真を更にクローズアップ.No3,No4エンジンのカウルが開かれているのが
 判りますね.エンジンがGE製,GE CF6-80C2B1Fで,出力は 26,310 kg ×4基の仕様です.
 尚,B747-400B747-400Dとも同じ仕様のエンジンです.
 B767-300とエンジンの型式は同じですが,出力が異なります.
 (2014/04/02 U/D8965さん撮影)


・こちらR5ドア付近のクローズアップ,よく見て貰うと,R5ドア下部の脱出シュータカバーが
 外され,脱出シューターが目視できますね.また,R5ドア上部には,スキンによる補修の後も
 確認できますね.
 (2014/04/04 U/D8965さん撮影)


JA8961をテール右後方より撮影,大きな垂直尾翼が一段と大きく見えるアングルですね.
 垂直尾翼上部に白い台形状の物が見えますが,こちらはテレビアンテナとなります,
 左右の同じ位置に配置されています.国際線に就航していたB747-400では一部装備されていない
 機体もありました.
 (2014/04/02 U/D8965さん撮影)


JA8961をテール真正面から撮影.747の水平尾翼ですが,737の主翼とほぼ同じ面積があります.
 747が如何に大きな航空機なのかわかると思います.
 また,垂直尾翼の厚みも他機と比べ厚みがあるのが特徴でう.
 テール下に開いているのは,APU点検ハッチとなります.
 (2014/04/02 U/D8965さん撮影)


・こちら,テール左側からノーズ方向に向かって撮影,空港などで見る航空機の機体表面は滑らかで,
 つるつるに見えますが,実際に近くで見ると,沢山のリベット処理がされているのが判りますね.
 基本的に50cm2間隔でリベット留めされています.これは,仮に亀裂が生じた際に,亀裂の広がりを
 防止する為の措置です.
 (2014/04/02 U/D8965さん撮影)


・こちら,テールコーンをクローズアップ.大きな穴はAPUの排気口となります,APU排気口の
 下にライトが見えますが,こちらは航行灯で2か所,その下の四角い部分ですが,
 アンチコリジョンライトの白でパッシングします.
 (2014/04/04 U/D8965さん撮影)


・テールよりノーズ前方右側を撮影.747の特徴であるコブの形状が良くわかりますね.
 天井には,一寸見難いですが,アンチコリジョンライトと.突き出した角状の物は,
 VHFアンテナです,
 (2014/04/02 U/D8965さん撮影)


JA8961の右テール下部のクローズアップ.R4ドア付近の様子です,
 後部貨物ドアの形状がわかると思います.こちらは与圧はされていません.
 (2014/04/04 U/D8965さん撮影)


・こちら,グランドレベルから見たJA8961のテールです.一寸見難いですがテール後方に
 アウトフローバルブが左右2か所見えると思います.このバルブの開閉によって飛行中,
 取り込んだ空気を調整し機内与圧を一定に保つために重要なものです.
 (2014/04/02 U/D8965さん撮影)


・こちら,JA8961の左メインギアと左ウィングギア,そしてノーズギアです.
 747では,全てのタイヤの大きさは全て同じです.
 また,メインギアとウイングギアにはブレーキが装備されていますが,
 ノーズギアについてはブレーキは装備されていません.
 (2014/04/04 U/D8965さん撮影)



・グランドレベルから撮影したJA8961の左側(ポートサイド)です.
 なんか,総2階建てな感じもしますね.
 写真中央にある黒い丸状の物は.静圧センサーです.
 その右横にある2つの丸い物は,負圧リリーフ弁(negative pressure relief valve)です.
 区画室内の圧力が周囲圧力より一定値以上に低下した時に,外気を導入するバルブです.
 (2014/04/02 U/D8965さん撮影)


747シリーズで,747-400から採用された設計変更として,主翼付け根のフェアリングがありますが,
 その形状が良くわかると思います.尚,747-300までは異なるフェアリングですが,
 747-300747-200Fの後半に製造された機種の一部には,747-400フェアリングを採用した機材も存在します.
NCAで使用されていたB747-200F(JA8191)や,JAL旧JAA)の747-300(JA8189)が,
 747-400と同じ形状のフェアリングを設計変更で採用しています.
 (2014/04/02 U/D8965さん撮影)


JA8961のノーズギアです.ノーズギアパネルに891RegNoが見えますね.
 747-400のギアの重量配分ですが,ノーズギアが10%,メインギアが90%の割合で機体重量を支えています.
 またRegNoのフォントですが,777787RegNoのフォントとは異なる古いタイプのRegNoフォントです.
 (2014/04/02 U/D8965さん撮影)


・こちら,JA8961政府専用機の2ショット.
 (2014/04/04 U/D8965さん撮影)


・こちら,No2エンジンを正面から撮影.GE CF6-80C2B1Fで,出力は 26,310 kg,
 747-400導入当初は,バードストライク防止の観点から,
 エンジンのスピナー部分に鳥の目と呼ばれるマーキングを施していましたが,
 効果が無いと言う事が判り現在は廃止されていますが,実は別の目的でつけらてています.
 写真を見て貰いうと一か所だけ白い個所がありますが,エプロン等でエンジンが回転しているのを目視する
 マーキングとなります.
 (2014/04/04 U/D8965さん撮影)


747の特徴ですが色々ありますが,やはり大きな特徴としては,巨大なノーズですね.
 ノーズコーンの先頭部分がクリーム色ですが,この部分は強化プラステックです.
 内部には気象レーダーが装備されており,電波の透過性を良くする為の工夫となっています.
 また,ノーズから線らしきものが見えますが,こちらは,ライトニングアレスター(避雷針)です.
 (2014/04/02 U/D8965さん撮影)


・このアングルですが,私が一番好きな747のアングルなのですが,
 一番747らしさを表現できるアングルだと思います.
 ノーズ下部に見える四角い物は,カメラ窓です.離着陸時に機内で前方画像が映し出されますが,
 このカメラを通しての画像です.
 (2014/04/02 U/D8965さん撮影)


・グランドレベルからみた,JA8961の全景とエンジンです.
 JA8960については,No3エンジンを売却先との契約でエンジンを換装したそうですが,
 JA8961では,No4エンジンを換装したそうです.
(2014/04/02 U/D8965さん撮影)


JA8961ですが,2014/04/01のANAグループの入社式にてバックを飾った事は知られていますが,
 新入社員によるJA8961に対する寄せ書きが,機体後方左側に書かれています.
 一寸わかり難いですが,様々な沢山の寄せ書きが書かれているのがわかると思います.
 2014年度入社の新入社員達の熱い想いですね.
 (2014/04/04 U/D8965さん撮影)


・こちら,売却整備を終え,ドックアウトした瞬間のJA8961.後方には,
 RWY34Lに着陸するB787-8が・・,主役交代の一コマにも見えますね.
 (2014/04/14 いっちゃんさん撮影)


・こちら,グランドレベルからみた.ドックアウトしたJA8961.普通に整備が終わり,
 これからライン運用する様にも見えますね.
 (2014/04/14 いっちゃんさん撮影)


さて,如何だったでしょうか?.JA8961の最後の売却整備の様子でした.
私自身も最後の747の整備と言う事で,見たかったのですが,残念ながら都合が合わず
見る事ができませんでした.幾度となく同じ場所で747の整備光景を見てきましたが.
もう見る事が出来ないと思うと,とても寂しいですね.
747の整備についての光景は,以前見学した時の写真や,まだこのブログで
紹介していない写真も数多くあります.実は,JA8961スヌーピー96だった頃の整備の様子もありますので,
また機会をみてアップして行きたいと考えています.


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Category: ANA747LastFlight

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Comment

いっちゃん >>URL

Unknown

8094さま、こんばんは。写真活用していただき、ありがとうございます。はや1ヶ月ですね。こうやってどんどん月日が過ぎていくのでしょうか。どこに撮影に行っても、トリトンのB4はいない。そんな夏がやってきます。せつないです。ハンガー内のお写真。B4の整備工場ツアーのパンフの写真と似ていて、光沢の具合が、かっこういいです。

Edit | 2014.05.18(Sun) 21:16:21

ja8094 >>URL

Unknown

いっちゃんさま.こんばんは.写真提供頂きありがとうございました.今年の夏は,沖縄でも青い747を見れないと思うとやはり寂しいですね.

Edit | 2014.05.19(Mon) 20:25:13

kyo >>URL

Unknown

こんばんは。
どれもとっても素敵ですね。
ありがとうございます!
APUの点検ハッチ、初めて見ました。
おぉ~。

Edit | 2014.05.19(Mon) 23:25:25

ja8094 >>URL

Unknown

kyoさん.こんばんは.これが,最後の747の整備って感じですが,やはり自分の目で見れなかったのは残念です.写真提供頂いたお二方に感謝!です.

Edit | 2014.05.20(Tue) 19:41:20

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Author:JA8094
BOEING 747の大ファン.ANAGrの機材を中心に,空港で撮影した機体や,機体整備工場で整備中の機体のトリトンブルーの機体達の紹介に加え,航空関係全般のお話や,様々な情報,その他趣味の話なども掲載してまいります.どうぞ宜しくお願い致します.

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