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787の無いB787-8の受け入れ整備の様子

2014.02.18 Tue

787の無いB787-8の受け入れ整備の様子

こんばんは.
先日,ANA機体工場見学に行ってきました.
先日アップしました.787の無い・・・B787-8を至近距離で撮影できました
の詳細レポートになります.
http://ja8094.jp/blog-entry-654.html

この日は,新一号格納庫にB787-8(JA825A)と新二号格納庫にB787-8(JA813A)と,
B777-200(JA701A)がドック整備中でした.
今回は,JA825A受け入れ整備の様子をレポートしたいと思います.
クリックすると大きくなります.
掲載写真は,全てANA掲載許可を取得しております.
(2014/02/13 ANAエアフレームメンテナンスセンターにて撮影)

受け入れ整備の目的ですが,機体メーカーからデリバリーされた機体が,
エアラインの要求した仕様に合致しているかを確認する為の,
エアライン側での初めての整備となります.
機体は到着後の税関検査を受けた後,受け入れ整備が実施され,
確認後,ライン就航のプロセスになります.

JA825Aですが,ANAにデリバリーされた26機目B787-8で,
2/8に羽田空港到着予定でしたが,この日は,東京地方大雪の影響で,
中部国際空港にダイバードして,
2/9の22時半頃にANA9397便として羽田空港到着しています.


ANAエアフレームメンテナンスセンター3Fから撮影したJA825Aの全景.


・こちら,上の写真をクローズアップ.ノーズ側面の787ロゴが無いのが判りますね.



JA825Aのテールコーンをクローズアップ.B787は炭素繊維複合材が使用されていますが,
 テールコーン部分はチタン合金となっています.テールコーンの左右に見える
 突起物は,航行灯です.B787-8ではLED化されています.LED内部の基盤が見えますね



JA825Aの右メインギア,従来機では,油圧式のブレーキでしたが,B787-8では,
 電気式のブレーキに変更になっています,ケーブルが確認できますね.



JA825Aの右ノーズ部分をクローズアップ.R2ドアが開いていますが,
 ドアの可動部等が確認できますね.



JA825Aの右テール部分の機番です.”JA825A”のロゴが確認できますね.


JA825AELTアンテナ(左)とVHFアンテナ(右)です.ELTとは,
 ELTですが,Emergency Locator Transmitter用の略で,
 飛行中の航空機が墜落した時など機体に大きなGがかかります,
 するとこのアンテナを通じて航空機の位置情報を自動的に知らせる為アンテナです.
  国内を飛行する航空機の位置は直ぐに分かりますが国際線機の場合は,
  洋上を飛行する機会があるので設置されました.
 最近の新しい機種(B737NGB777-200ERB787-8など)では,
  国内線で使用される航空機でも設置されるようになっています.
  アンテナの位置は,垂直尾翼の前方に装備されています.



・こちらは,アウトフローバルブです.飛行中このバルブで機内与圧の調整を行います.
 上空では、飛行機はエンジンから抜き取った高温高圧の空気を,
 エアコンに導き,機内に送り込んでいます.しかし,それだけでは送り込んだ空気で満たされてしまい.
 飛行機が風船のように膨らんでしまう事になります.この,アウトフローバルブの開度を調整する事で,
 気圧がコントロールできる仕組みになっています.


・グランドレベルからみたJA825AのR2ドア,CA用のジャンプシートの上には,
 アクセスパネル用のモニターも確認できますね.ドアの注意書きは
 日本語と英語で表記されていますね.


・グランドレベルからみたJA825Aの全景.787のロゴがあるのと無いのでは,
 イメージが異なりますね.787ロゴの無い方がシャープな印象を受けます.


・グランドレベルからJA825Aのノーズ部分をクローズアップ.
 流石に新品ピカピカですね.
 ノーズギア後方のパネルが開いていますが,ここは前部電気室へのアクセス口になります.


・上の写真をアングルを変えて撮影.ノーズコーンの表面に張られたライトニングアレスター
 (避雷針)の様子も判ると思います.B787-8の外見上の大きな特徴である,
 4枚のコクピットウインドも良くわかると思います.


JA825Aのノーズギアのクローズアップ.整備中の誤操作を防ぐ目的の,
 赤いリボンが見えますね,整備中に注意を促す物です.



JA825Aをノーズ左側グランドレベルより撮影.機種的には中型機に分類される
 B787-8ですが,こうやって見るとやはり大きいですね.



JA825Aの中央翼フェアリングにあるエアインテーク,上部の四角い形状の物が,エアコン用,
下部の突き出した四角板の方が機内与圧用の空気取り入れ口です.


JA825Aの左主翼下面を撮影,JA825Aの機番が見えますね.
 後部に突き出た円筒形の物は,燃料廃棄バルブです.緊急着陸時など,
 早急に機体重量を減らす必要がある場合,ここから,着陸できる安全な重量まで
 燃料を空中放棄し機体を軽くします.


JA825Aの左主翼先端部分の翼端灯(右)とアンチコリジョンライト(左)です.
 従来機は電球ですが,B787-8では,LEDライトが採用されています.


JA825Aの左主翼の翼端部分のクローズアップ.黒く見える棒状の物は,
 スタテックディスチャージャ.航空機は飛行時空気との摩擦により静電気が発生します.
 その静電気を外部に逃がす働きがあります.また上空で雷に打たれた際電気を逃がす役目もあります.


JA825Aのテール部分を後方より撮影.テールコーンの形状と,放熱板,また,左右の航行灯り
 がまるで,何かの動物の様な表情にも見えますね.



JA825Aの受け入れ整備の様子でしたが,如何だったでしょうか?.
整備もほぼ最終段階と言った感じで,外見的には整備らしい整備は行われていませんでした.
このJA825A初営業飛行は2014/02/15の羽田発千歳行のANA965便となりました.
今度は,是非,787ロゴの無い787-8を空港で撮影してみたいと思います.


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Category: 航空

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Comment

旅途愉快 >>URL

Unknown

787のロゴの無い機体が出てきているのですね。
787のロゴを無くしたのは787が広く浸透してきたので、ロゴを入れる必要が無くなったからですかね?

Edit | 2014.02.19(Wed) 11:04:21

ja8094 >>URL

Unknown

旅途愉快さん.こんばんは.
はい,そうです,JA825A以降にデリバリーされるB787-8は,全て通常塗装となり,ノーズの787のマーキングは無くなります.旅途愉快さんの仰る通り,ANAとしても,787が浸透してきた事による措置ですね.ですが,B787-8も遠い目で見ると,B777-200にも見えるし,B767-300にも見えるので,普通の人が見たら判らないかもしれませんね(笑).今夏にANAにB787-9がでデリバリーされますが,どんなカラーリングで登場するか,そちらも楽しみですね.

Edit | 2014.02.19(Wed) 17:44:20

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Author:JA8094
BOEING 747の大ファン.ANAGrの機材を中心に,空港で撮影した機体や,機体整備工場で整備中の機体のトリトンブルーの機体達の紹介に加え,航空関係全般のお話や,様々な情報,その他趣味の話なども掲載してまいります.どうぞ宜しくお願い致します.

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