JAL機体工場見学へ行って来ました.(その1)

2013.11.07 Thu

JAL機体工場見学へ行って来ました.(その1)

こんばんは.
10/30にJALの機体工場見学へ行ってきました.
前回3回に分けて,JAL Sky MUSEUMのご紹介をしましたが,
今回は,先ずはハンガー内のレポートから行いたいと思います.


JAL機体工場見学・・JAL SKY MUSEUMへ行ってきました.その1(アーカイブスエリアのご紹介)
http://ja8094.jp/blog-entry-490.html
JAL SKY MUSEUMへ行ってきました.・・その2(仕事紹介エリアの紹介と航空教室)
http://ja8094.jp/blog-entry-502.html
JAL SKY MUSEUMへ行ってきました.・・その3(ドック見学)
http://ja8094.jp/blog-entry-517.html

JALの格納庫ですが,M1M2の2か所あります,第一ターミナル側がM1と呼ばれる
格納庫で,渡り廊下を挟んだ隣が,M2と呼ばれる格納庫です.
何れも旧JASの格納庫でした.
このMですが,Maintenance Center(メインテナンス・センター)Mを略した呼び方です.
ちなみにANAでは同じMaintenance Centerですが,こちらはメンテナンスセンターです
通常の格納庫見学は,先ずM1の2階から整備中の機体を見学し,
渡り廊下を渡りM2へ,M2で1Fへ降りて,ハンガーインしている航空機を目の前で見る事ができます.
M1ですが,重整備(JALで言うC整備やM整備)を行う施設です.
ハンガーインしている機体は,内部構造までむき出しになっている機体が多いです.
M1の広さとしては,大型・中型機が3機ほど入るの広さだと思います.
逆にM2は,M1とはファシリティーが異なり,C整備以下の整備を行う施設です.
勿論,B737クラスの小型機の重整備も可能となっている様です.
今回のハンガー見学はM2が閉鎖中との事で,M1のみの見学でしたが,
幸いにも1Fまで降りて,整備中の航空機を見学できました.
ハンガーインしてる機材はB777-200ER(JA707J)B767-300(JA8397)の2機でした.
どちらの機体も内部構造まで見える位パネルが剥がされているので,
重整備だと思われます.
掲載写真ですが,全てJALの掲載許可を取得しております.

先ずは,M1ハンガーで整備中のB777-200ER(JA707J)からのご紹介です.
このJA707Jですが,航空機による大気観測プロジェクト CONTRAIL特別塗装機で,
2012/7/25より就航を開始しています.
CONTRAILですが,Comprehensive Observation Network for Trace gases by Airlinerの略称で,
1993年からはじめられた定期便旅客機を利用した大気観測のプロジェクト.
2005年からJALをはじめ,日航財団,国立環境研究所,気象庁気象研究所,ジャムコが参加する,
共同研究プロジェクトとなっています.
目的は,航空機を利用して,従来の観測ではとらえられない,温室効果ガスの広範囲の分布と
変動を観測し,地球環境でのこれらガスの循環メカニズムを解明する事が目的です.
JAL Sky MUSEUMの一角に測定器と説明のパネル,そして賞状が飾ってあります.

M1の3Fからみた整備中のB777-200ER(JA707J)の全景.全景と言っても,
足場が組まれており,機体を確認できない位ですね.



JA707Jの主翼前縁のクローズアップ,スラットがダウン状態なのが判ると
思います.主翼のスラットと前縁のパネルは剥がされ,内部配管やケーブルが確認できますね.


JA707Jのエンジンクローズアップ.エンジンを見ると,PWではなくGE-90である事がわかりますね.
この事から,この機体はB777-200ではなく,B777-200ERと言う事がわかります.
ファンブレードの波型とスピナーに描かれたグルグルマークがGE90(GE90-94B)エンジンの特徴です.


こちら,M1の1Fからみた,JA707Jの全景です.こちらからも足場で,機体の全景が確認できない位ですね.
垂直尾翼の鶴丸の赤い部分が少し見えると思います.


JA707Jの垂直尾翼のクローズアップ.マスキングらしき物が見えますが,
鶴丸を新しくペイントしなおしたのでしょうか?.重整備ならではの作業かも知れませんね.



JA707Jの後胴体後部をクローズアップ.フェアリング(胴体と翼の間の膨らみ,空気抵抗を少なくする働きがあり)が外され,
フェアリング内部の骨格が見えると思います.内部骨格は緑色に塗らてていますが,これは防食防錆剤の色です.



M1ハンガー入口開口部からハンガー奥(内部)を撮影.3Fの見学者デッキの下は事務所みたいに
なっているのですね.構造的に,柱が一本もなく壁面で重量を支えている構造が良くわかると
思います.右がB767-300(JA8397)で左がB777-200ER(JA707A)です.


続いては,B767-300(JA8397)の整備のご紹介です.此方も足場が下りてきており,
大掛かりな整備です.このJA8397ですが.JALで初めてGEエンジンを搭載した機体です.
それ以前のB767-300PWエンジンを搭載していました.また.以前,ドリームエクスプレスとして
カラーリングされていた機体でもあります.


M1の3Fから見た.JA8397のテール部分,JA8397Regnoが確認できますが,
注意して貰いたいのは,水平尾翼の付け根部分のパネルが外されていますね.
水平尾翼ですが,トリム(機首の上げ下げ)動作する為に,水平尾翼全体が,
上下に可動します.


JA8397の垂直尾翼クローズアップ.パネルは外され,内部構造が確認できると思います.
ラダーを動かす,アクチュレーターも見えますね.


M1の2Fから1Fへ向かう階段から撮影したJA8397,エンジンカウルも
開かれ,内部が確認できます.この様な近くでみても,胴体は足場に覆われて,
機体を確認するのは困難ですね.
胴体の色が,証明の関係からでしょうか?.サンアークの時のアイボリーの
色の様に見えますね.


こちら.JA8397の右主翼の先端部分ですが,三角形の形状のもの何か判りますか?
これは,燃料タンクのベントバルブです.飛行中燃料を消費すると燃料タンクは
空になりますが,燃料タンクと機外の気圧差で,燃料タンクが潰れるのを防止しする為,
燃料タンク内と機外の気圧を一定にする必要があります.このベントから外気を取り込みます.
その他,主翼下面のパネルも剥がされていますね.丸い円形の穴ですが,
燃料タンクの点検口になります.


こちら,M1の1Fからみた,JA8397全景です.ちなみに手前がテールで,前方がノーズの
位置関係になります.機体後部のAPU排気口には,整備中の異物混入防止の為の
蓋が被されていますね.写真では確認しにくいのですが,APUパネルも開かれて,
点検されていました.


こちら.JA8397の左主翼付け根部のクローズアップ.
主翼上面の四角い横長のパネル上の物が上を向いていますが,
これは,スポイラー(スピードブレーキ)です.上空での減速や,着陸時の減速で
制動(ブレーキ)の役目をします.エアブレーキとも言いますね.
その下の垂れ下がったものは.フラップです.
フラップの奥が,燃料が入る燃料タンクとなります.


こちら,JA8397のテールコーンクローズアップ.テールコーン内部にはAPUが
有りますが,強度の関係もあり,機体表面のどの箇所よりリベット処理の間隔が狭いのが
判ると思います.意外に垂直尾翼の厚みがないのが判ると思います.


見学担当の方のお話によると.M2が閉鎖され,M1のみの見学は年に数回との事です.
重整備を行うハンガーなので,どの機体も足場が降り,分解点検されている様子が,
機体工場って感じがします.整備士や,関係者が行き来しており,
日々の安全の為,日夜ご尽力されているのがよくわかるそんな感想を持ちました.
ハンガーの外では,B777-300/-200B767-300JALの主力機が駐機していました.
続いては,ハンガーの外の機体達をご紹介したいと思います.
アップまで少し時間を頂きます.


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