JA803A.それは一寸特別なB787-8なんです.
2012.09.26 Wed
昨日(2012/09/25)ANAの14機目のB787-8となるJA814Aが無事に羽田空港へ到着しましたが,今までANAにデリバリーされたB787-8で一寸特別なB787-8がいるので,ご紹介しましょう.
それは,JA803Aです.製造番号は導入済のB787-8で9番目(34485)なんですが,
実は,ラインナンバーが”LN07”とANAのB787-8の中で,
いや,今就航している全世界のB787-8で一番若いのです.
ラインナンバーLN01からLN06は,ボーイングで各種飛行試験等に使用された機体です.
昨年7月に日本にANAカラーのB787-8が飛来しましたが,これは2号機のLN02(N787EX)です.
今年に入りGEエンジンを搭載したLN05(N787FT)も羽田空港,セントレアに飛来しましたが,
この2機を含めたLN01からLN06は,営業運航可能ながらも,
エアライン側が受領拒否しており,既にリタイヤした機体もあります.
受領拒否の理由ですが,エアラインの性能要求を満たしてないとの理由からです,
でJA803Aですが,一般的には量産第一号機と言う言われ方をしますが,
B787-8として初めてエアラインが受領(購入)した機体と言った方が良いと思います.
デリバリーは遅れ,2012/8/20(日本到着は2012/08/24)となりました.
JA番号が若いのですが,中々デリバリーされないので話題になった機体でもあります.
機体自体に手直し・改修を必要とする箇所が沢山ありデリバリーが遅れたと報道されてますね.
JA803Aのデリバリーで,ようやくJA801AからJA812Aまでが繋がり,
その後,JA813AとJA814Aの導入で,01〜14まで連番で繋がる事になりました.
まもなくJA8015Aもデリバリーされるみたいです.
そんな難産ながらJA803Aは2012/9/1にラインデビューし,
今は暫定国内線として活躍しています.
そんなJA803Aを先日羽田空港で勇士を見る事ができました.
羽田空港での写真と,2012/08/24デリバリーされた直後(翌朝8/25)の写真ですが,ご覧下さい.
羽田空港62番スポットからプッシュバックさせるJA803A 2012/09/24撮影.

2012/08/24深夜に到着したJA803A.羽田空港西側整備地区202スポット駐機中の様子.
テールにJA803AのRegNo,が確認できます.(2012/08/25撮影)

2012/08/24深夜に到着したJA803A.トーイングされドックへ向かう様子です.(2012/08/25撮影)

ドックに格納されるJA803A,テールからドックインしました.
ドック内でライン就航に向けた受け入れ整備が実施されます.(2012/08/25撮影)

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Category: 航空
Comment
JA8957 kawabata >>URL
Unknown
大変申し訳ないのですが、このANAのドックが横から見える場所にはどういう風に行けばいいのでしょうか。教えていただけると嬉しいです。
Edit | 2014.02.19(Wed) 19:54:20