A380-800はリバース時はエンジン2基でのリバースなんですね.
2013.08.04 Sun
A380-800はリバース時はエンジン2基でのリバースなんですね.こんばんは.
普段は羽田空港での撮影が多いのですが,
マイルが溜まったので,泊まりで成田空港へ撮影に行きました.
この時初めてA380-800を見る機会があり,撮影しました.
前日に大韓航空のA380-800をスポットで見たのですが,
初めて見た感想は・・.エアバス機ファンの皆さんには申し訳ないですが,
・・おデブな不細工!
B747みたいな優雅さが感じられませんでした.
で,着陸するA380-800を撮影したのですが,
リバースがNo2,No3エンジンだけで,
No1,No4エンジンは使わないのですね.
ちなみに,ルフトハンザとエールフランスのA380-800を撮影しましたが,
両社ともエンジン2基でのリバースでした.
エンジン4基なのに2基でしかリバースしないんだ・・と
ずーっと思っていましたが,
で,最近,気になって,色々調べてみたら,
A380-800はリバース時に,内側のNo2,No3エンジンの2基だけを使用するそうです,
で,コクピットのリバース操作レバーは,No1,No4エンジンには無いとの事.
つまりエンジン2基のリバースがA380-800の運用って事ですね.
その理由何ですが,翼幅がこれまでの機種より広くなり,
翼の外側のエンジン位置での逆推力はヨーモーメント(水平面での回転)が大きく,
万が一,着陸滑走中に両端のいずれかが機能不全を起こせば,
左右の逆推力のバランスを失って,滑走路を逸脱する危険がある為だそうです.
つまり,例えば右側のリバースが機能しなかった場合,左側のリバースは生きているので,
左側に逸脱する可能性があるって事ですね.
余りにも巨大な機体ゆえの安全策って意味合いなんでしょうね.
そんな事は全く知らず,よくエンジン2基のリバースで停止するな・・
と感心しましたが,
まだまだ知らない事があるんだな・・と勉強になります.
成田空港RWY34Lに着陸したAIR FRANCEのA380-800(F-HPJB),内側のNo3エンジンはリバースしていますが,
No4エンジンはそのままですね.(2011/09/24 撮影)

成田空港RWY34Lに着陸したLufthansaのA380-800(D-AIMA),AF機同様に内側のNo3エンジンはリバースしていますが,
No4エンジンはそのままですね.(2011/09/24 撮影)

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Category: 航空