キャセイのB747-400,あれれ・・エンジンが違うくないですか??!
2013.07.02 Tue
キャセイのB747-400,あれれ・・エンジンが違うくないですか??!こんばんは.
今回はB747-400のエンジンについてのお話です.
B747-400には,3社のエンジンサプライヤーがある事はご存じだと思います
GEのCF6-80シリーズ,Pratt & WhitneyのPW4000シリーズ,Rolls-Royce のRB211シリーズですね.
B747-400を運用するエアラインは,発注時にこの3社からエンジンを選択できます.
ちなみにANAはGEのCF6-80シリーズを採用しており.JALも同じエンジンでした.
一部例外もありますが,通常エアラインは1機種毎に1つのエンジンを採用しますが,
海外のエアラインの中には1機種で異なるエンジンサプライヤーのエンジンを採用している,
エアラインもあります.その一例がキャセイパシフィック航空です.
歴史的に元々,英国の統治が続いた国や地域は.英国製Rolls-Royceのエンジンを採用する
エアラインが多い傾向があります.英国航空を筆頭に,カンタス航空,ニュージーランド航空,
そして,キャセイパシフィック航空等です.
そのうち,キャセイパシフィック航空ですが,
B747-400で採用しているエンジンはRolls-Royce のRB211シリーズですが,
一部の機体では,元シンガポール航空で使用していた機体を使用している関係で,
Pratt & WhitneyのPW4000シリーズ搭載の機体が存在します.
従って,キャセイパシフィック航空では,
Rolls-RoyceとPratt & Whitneyを搭載したB747-400が存在します.
このキャセイパシフィック航空のPratt & WhitneyのPW4000シリーズのエンジンを搭載した
機材を撮影できましたので,アップしたいと思います.
最初エンジンを見て,一寸機体のペイントと比較して違和感がありました.
キャセイ=RB211って固定概念があった為です(笑)
尚,キャセイパシフィック航空ですが,香港が英国の植民地であった等の理由から,
使用機材のエンジンは, B777-300ER,B747-8F,A340-300等,
エンジンが選択できない機種を除いてRolls-Royce社製のエンジンを搭載しています.
なので,Pratt & WhitneyのPW4000シリーズ搭載のB747-400は珍しいと言えますね.
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先ずは,キャセイパシフィック航空のRolls-Royce のRB211シリーズを搭載したB-HORです.
こちらが,普段見かけるキャセイのB747-400ってイメージですよね.
RB211シリーズに特徴的なエンジン後部まで寸胴な形状なのがわかりますね.
2012/04/29 京浜島より撮影

羽田空港国際線エプロンをタキシングするB-HKVです.エンジンがRolls-Royce のRB211シリーズ
ではなく,Pratt & WhitneyのPW4000シリーズなのがわかりますね.
先日このブログでご紹介した.主翼の後退角が途中で変わっている,のが確認できますね.
http://ja8094.jp/blog-entry-396.html
2012/04/20 羽田空港国際線ターミナル展望台より撮影.

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Category: 航空