パリ航空ショーでのボーイングvsエアバスの受注合戦・・・で勝者は??
2013.06.22 Sat
パリ航空ショーでのボーイングvsエアバスの受注合戦・・・で勝者は??こんばんは.
世界的に有名なパリの航空ショーですが.
1924年から2年ごとに開催され,途中中断もありましたが,今年で50回目に当たります.
2013/6/17〜23の開催で,航空宇宙機器の国際見本市で,
航空機メーカーとエアラインの商談合戦の場でもあります.
今年のパリ航空ショーでは,
ボーイングは,確定発注と発注コミットメント合わせて442機,
カタログ価格の金額ベースで660億ドル(約6兆4300億円)の受注を獲得
エアバスは466機で,カタログ価格の金額ベースで687億ドル(約6兆6700億円)の受注を獲得.
うち,覚書(MoU)による受注が225機で294億ドル,確定受注が241機で393億ドルとの事です.
ボーイングはB737MAXが117機,B737NGが200機,B787が105機,
B777が15機,B747-8Iが5機の内訳です.
今回のパリ航空ショーで,B787の発展型となるB787-10がローンチしました.
ローンチカスタマーは5社で,エアリース・コーポレーション(ALC)が30機,
GEキャピタル・アビエーション・サービス(GECAS)が10機,
インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)/ブリティッシュ・エアウェイズ(BAW)が12機,
シンガポール航空(SIA)が30機,ユナイテッド航空(UAL)が20機との事です.
尚,B737MAXですが,日本のスカイマークがB737MAX8を4機導入するとの事です.
エアバスはA320が371機,A350が69機,A330が6機,A380が20機の内訳です.
A320neoが好調で6社から371機で,うち88機が従来型のA320との事です.
大口としては,ルフトハンザグループから100機のA320の発注との事.
スリランカ航空(ALK)がA330-300が6機,先日初飛行したA350ですが,新たに4社から69を受注.
内訳はエールフランス−KLMから25機のA350-900,シンガポール航空から同じくA350-900を30機,
ユナイテッド航空(UAL)は10機のA350-1000,スリランカ航空(ALK)が6機のA350-900となっています.
A380は20機の購入覚書を締結したとの事です.
今回のパリ航空ショーでは,契約機数・金額こそエアバスが勝者に見えますが.
ワイドボディーではボーイングに軍配が上がりますね.
同じワイドボディーであるB787とA350ですが,36機の差がありますね.
で,話題のJALのA350-1000導入の話ですが,今回は実らなかったのでしょうか?
今後の動向が気になる所ですね.
個人的にはB747-8Iの受注が伸びないのは残念です.
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Category: 航空