JALの北京行きB787で,バッテリー容器異変表示でB787からB767へシップチェンジ
2013.06.03 Mon
JALの北京行きB787で,バッテリー容器異変表示でB787からB767へシップチェンジこんばんは.
今朝の日経テレコム21にこんな記事が.
6/2 06:00ごろ,羽田発北京行きJAL21便のB787(JA827J)の出発前点検で,
バッテリー収納容器の内外の圧力差に異変が起きたことを示す計器が作動した.
JALによると,バッテリー自体に不具合はなかったが,
同便は機体をB767に機材変更し,約1時間遅れで羽田空港を出発した.
異変があったのは機体後部の電気室内にある,
APU(補助動力装置)用バッテリーのステンレス製収納容器との事です.
尚,同機は6/1に成田発シンガポール行きJL719便として運航後,
折り返しでJL036便として羽田へ6/2 05:40に到着.いずれの運航時も異常はみられなかったという.
不具合の原因ですが,ボーイング社の作業ミスで,
空気の流れを調整するための容器の穴に,
テープが貼られたままになっていた事が原因とみられる.
容器の穴は容器側面の直径0.8mmで2つあり,
2つともがテープで塞がれてあったとの事.
うーん,何とも残念なトラブルですね.
バッテリー改修作業の後,飛行試験を重ねているので,
何故その時に発生しなかったのか?.ボーイングの作業ミスだが,
じゃ,エアラインとしてのチェック体制は・・
物が,またバッテリーだけに,シビアな反応になりそうですね.
で,驚いたのは,B787からB767にシップチェンジして1時間遅れの出発.
スタンバイ機がB787の不測の事態を想定して準備されていたんでしょうね.
これが,LCCなら,欠航が当たり前ですが・・.
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Category: 航空