B787問題,FAAがバッテリー出火トラブルを防止する新たな設計を承認.
2013.04.20 Sat
B787問題,FAAがバッテリー出火トラブルを防止する新たな設計を承認.こんばんは.
ロイターの記事からです.
既に,報道発表されていますが,FAAが出火トラブルを防止する新たな設計を承認したと発表しました.
米連邦航空局(FAA)は米国時間19日,バッテリーの重大トラブルで今年1月以降運航停止となっている,
B787に対し,改良されたバッテリーシステムを承認したとの事です.
これによりボーイングは,世界8つの航空会社に対し,B787の補修に関する説明書を発行することが可能になる.
FAAによると,B787を運航する航空会社に対し,来週,同型機の変更に関する説明書が発行され,
発行と同時に補修の実施が可能になるとの事.
B787には2つのリチウムイオン電池に,過熱時に熱や炎を封じ込めるステンレス製の仕切りなど隔離対策や,
排煙システムの搭載が義務付けられているほか,電池と充電器について部品の取り替えも求められている.
米国以外の規制局もボーイングの補修内容を承認する必要があるが,FAAに続いて速やかに承認されるとみられる.
一方、米運輸安全委員会(NTSB)の発火事故をめぐる調査は続いており,
来週は2日間の日程で公聴会が予定されている.NTSBは米国時間19日,公聴会ではFAA高官と,
ボーイング関係者の他,B787にリチウムイオン電池を供給する,
GSユアサなど関連メーカー関係者が証言すると明らかにした.
国交省航空局の高野滋・航空事業安全室長は20日,B787の是正措置について,
航空局とFAAは緊密に連携して分析・評価をしており,その結果について特段の問題はないと考えていると述べた.
ただ,B787の運航再開にはついては安全性の確認に万全を期す必要がある為,
米国時間23,24日に開催予定のNTSBの公聴会の結果を確認しつつ,運航再開の最終判断をしたいと語った.
19日付の日本経済新聞は,国交省がB787の運航再開を認める際,
独自のバッテリーの安全確保策を国内航空会社に求める方針だと報じたが,
高野室長は20日,必要かどうかは判断していないと述べた.
これで,B787の運航再開について道筋が出来上がった感じですね.
ですが,NTSBやJTSBで現在究明されている発火事故の調査は原因がわかるまで続けて欲しいですね.
B787の信頼回復の為にも・・・
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Category: 航空