ボーイングが787改善案提示するも・・・米当局は運航再開には慎重なり・・
2013.02.25 Mon
ボーイングが787改善案提示するも・・・米当局は運航再開には慎重なり・・こんばんは.
ボーイングが22日、米連邦航空局(FAA)に対し,運航停止が続くB787の改善案を提示した模様です.
事故調査が難航し,航空会社が運航計画の見直しを迫られる事態が相次いでおり,
同社は早期の運航再開にこぎ着けたい考え.
だが,FAAは慎重な姿勢を示し,打開への決定打となるかは不透明.
ボーイングのコナー民間機部門社長が,問題解決とB787の運航再開に前進したと,FAAに改善策を提案した後,
運航再開に意欲をにじませる声明を発表した.
だが,その直後にFAAは,電池故障のリスクが対処されるまでB787の営業飛行は認めない,とするコメントだした.
ボーイングが示した改善案は,セルと呼ぶ電池の間の隔壁の強化や,
発煙した際の煙の除去機構の改善などが柱.
同社は試験飛行などを通じて安全性を実証した上で,早期の運航再開許可を得たい考えだ.
だが,今回の改善案はセルがショートして異常な高温となっても被害の拡大を防ぐ二次的な対策にすぎず,
「応急処置」との見方も強い.そもそもなぜセルが高熱状態に陥ったのか,
根本的な原因の究明作業が難航している為.
事故調査を統括する米運輸安全委員会(NTSB)のハースマン委員長は,7日時点で「長い道のりが残されている」とし,
「電池を認可した際の前提を見直さなければならない」と言明.あくまで事故調査の結果を待ち,
電池の認可基準見直しという振り出しに戻らなければ安全性は担保できないとの立場だ.
この間、ANAやJAL,ユナイテッド航空などB787の主要顧客は相次ぎ運航計画の見直しを迫られ,刻々と損害が拡大している.
仮に改善案をすんなり認めても,試験やその後の認証手続きで運航再開は早くとも4月から夏場になるとみられる.
電池の認定見直しから再出発すれば,事態解決には1年以上を要するとの見方も出ている.
ロイター通信は「NTSBは事故の真相を突き止められないだろう」とする関係者の証言を報道するなど,
事故調査の先行きにはなお不透明感が強い.
ボーイングだけでなく,航空会社にとっても今回の策は現実的な対応と言いたいところだろう.
ボーイングの改善案を重視して運航再開を急ぐのか?,あくまで原因究明を待つという事故対策の基本スタンスに徹するのか??.
まずはFAAを傘下に置く米運輸省に判断が委ねられる.
米運輸長官はかねて運航再開には,「1000%の安全性」を求めるとしており,
米国内の関係者の間では「ボーイング案がそのままパスする可能性は低い」という見方が強い.
仮に「見切り発車」すれば甘い対応に批判が強まる可能性も高いからだ.
ボーイングは同様の改善策を近く日本の国土交通省にも提示する見通しとの事.
日米当局の出方が問われる局面だ.
ボーイングも何とか運航再開に向け必死の様ですが,
やはり記事にもある様にその場しのぎ的な感じがしますね.
日本側のも改善策を提示するとの事ですが,日本側も,そう簡単には
了解しないと思いますが,運航再開は暫くは無理そうな感じがしますね.
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Category: 航空