B787トラブル,でもボーイングは強気です.
2013.01.31 Thu
B787トラブル,でもボーイングは強気です.こんばんは.
ボーイング社のインタビュー内容からです.
ボーイングのジム・マックナーニCEOは,
昨日(2013/01/30)B787に搭載のリチウムイオン電池技術を堅持する意向を示すとともに,
同機の運航停止により2013年の見通しに大きな影響が出る事はないと明らかにした.
B787の生産を計画通り,加速させるとしている.
平常通りの営業体制と強調し,B787の部品を供給するサプライヤーに対して,
出荷ペースを緩める事は助言していないと明らかにしたそうです..
同CEOは,これまでの調査で,
ボーイングがバッテリー技術に関し誤った決定をしていたことを示す事実は何もないと指摘し,
このバッテリー技術とB787との相性の良さに満足していると述べ,
またバッテリー問題の原因究明は進展しているとの見解を示し.今後データを分析していく.
だが現時点でバッテリー技術を疑問視するような事例は見つかっていないと述べた.
B787のトラブル原因を追究する為,社内外から数百人の専門家が調査に当たっているが,
極めて細分化されているとして,その他の成長分野から重要な資源が奪われている訳ではないと説明した.
その上で,B787の生産と広胴型(B787-9,B787-10)機の開発を続けると語った.
ボーイングは,2013年のB787の納入見通しについて,60機以上としている.
またマックナーニCEOは,同機の生産ペースを現在の月5機から,年央までに7機,
年末までに10機にそれぞれ引き上げる計画を維持すると述べたそうです.
尚,ANAとJALが今回のトラブル以前にバッテリーを交換していた事に対しては
安全上の懸念からB787のバッテリー交換が行われていたことはない,とし,
バッテリーは交換可能な部分であり,交換は定期メンテナンスの一環と指摘したが,
但し,交換率は想定よりも高いとコメントしたと言う.
強気の発言にも受け止められますが,
とにかく,運航停止中のB787の運航が再開して,
デリバリーが正常に行えない限り回復は見込めないですね.
バッテリーについての発言は一寸引っかかりますね.
短期間のうちにそう取り換えする部品でもないと思うのですが・・
従来機比較して交換率が高いとの事なんでしょうかね.
真相を知りたいですね.
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Category: 航空