B787のトラブルの原因究明が難航
2013.01.30 Wed
B787のトラブルの原因究明が難航こんばんは,
日経,その他新聞記事からです.
B787のトラブルの原因究明が難航しているとの内容.
出火や発煙を招いたバッテリーが旅客機用として初めて搭載されたリチウムイオン電池である他に,
調査が複数の国や企業にまたがっていることも作業を手間取らせているとの事.
原因究明の手がかりとなる部品やデータが焼失した恐れもあり,
原因を特定できないまま複数の安全対策を講じる必要に迫られる可能性があるとの内容.
機内での発火は想定外,米国家運輸安全委員会(NTSB)委員長は,
今月7日にボストンで起きたJALのB787(JA829J)のバッテリートラブルについて語り,
24日時点で,調査はまだ初期段階との認識を示した.
電気系統での不具合は予想できなかった.ANAのB787(JA804A)による高松空港でのトラブルを調査している,
日本の運輸安全委員会(JTSB)の後藤昇弘委員長も23日こう語り,
どういう調査体制を取ればいいのか苦労していると漏らした.
29日時点でも調査が,いつまでかかるかは見えない状況との事.
今回の場合,国境を越えてサプライヤーが多く関与していることも時間がかかる要因となる.
バッテリー本体を製造した日本のGSユアサコーポレーション,
電気系統システムを担当した仏タレス.米国では電池向け充電装置メーカーのセキュラプレーン・テクノロジーズ,
補助動力装置メーカー(APU)のプラット・アンド・ホイットニーにも調査が入っているとの事.
国内では,バッテリー内の電池(セル)の状態を監視・制御する電池管理ユニット(BMU)を製造する,
関東航空計器にも立ち入り検査を現在実施していますね.
ここでも予想外の発言が目立ちますね.本来検査する側の発言かと思うと
情けない感じがしますが,とは言え全体を把握できる人材も居ないので仕方ないですが・・・
B787の運航停止後10日余りが過ぎますが,余り報道される機会も減りつつある様に感じます.
調査の方も難航しているのが現実の様で,運航再開までには相当な時間が掛かりそうですね.
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Category: 航空