777-9Xが初飛行しましたね.
2020.01.26 Sun
777-9Xが初飛行しましたね.こんばんは.
ボーイングの次期最新大型機の777-9Xが,遂に初飛行しましたね.
気象の関係で,当初予定より遅れ1月25日10時09分(日本時間26日03時09分)に
ボーイングのエバレット工場併設のペイン・フィールドを離陸,3時間51分の初飛行を経て,
シアトル市内にある,ワシントン州シアトルのキング郡国際空港(通称:ボーイング・フィールド)
に1月25日13:時00分(日本時間1月26日07時00分)に着陸しています.
使用された機材は777-9Xで,機番はN779XW,便名はBOE001便です.
777-9Xの初飛行の様子は,ボーイングのHPでもライブ配信されましたね.
今も,閲覧できる様です.URLは以下になります
https://www.boeing.com/commercial/777x/first-flight
777-9Xのロールアウト(2019/3/19)の記念式典は,777MAXの問題が発生した直後で中止となりましたが,
今回の初飛行が,メディアへの初お披露目と言えますね.
また,FR24でも,BOE001便の飛行経路が閲覧できるので紹介しておきます.
https://www.flightradar24.com/data/aircraft/n779xw#23a5b16c

777-9Xの特徴は,翌端の折れ構造ですが,
ライブ映像では,タキシング中は翌端を折り畳み,離陸間際に翌端を延ばす
オペレーションを行っていますが,実際のエアラインでどう運用されるのか,
気になりますね.元々はスポット間の幅の関係で,既存スポットでも運用可能とする考えから
ですが,航空機の駐機場規格でEクラス(翼幅52m~65m)のスポットでも運用できる設定で,
折り畳み構造を採用したと思われますが,Fクラス(翼幅65m~80m)であれば,
折り畳みせずに運用するかもしれませんね.
各駐機場(スポット)のクラスの説明の詳細は,国土道交通省発行の,”陸上空港の施設の設置基準と解説”
の19ページを参照ください.URLは以下になります.
https://www.mlit.go.jp/common/001287526.pdf#search=%27%E7%A9%BA%E6%B8%AF%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E9%A7%90%E6%A9%9F%E5%A0%B4%E3%81%AE%E8%A6%8F%E6%A0%BC%E5%88%86%E9%A1%9E%27
”陸上空港の施設の設置基準と解説”の飛行場基準コード(抜粋)

尚,上記の駐機場規格に,どの航空機が該当するか(一部機種)の一覧は下表になります.

777-9Xの初飛行の,ボーイング社配信のライブ映像から,
一部ですが,キャプチャー画面を紹介します.
国内ではANAが,現行の777-300ERの後継機として,20機を確定発注しており,
2021年度から受領予定ですが,待ち遠しいですね.
777-9Xの全景です.特徴はやはり,翌端の折り畳みですね.

777-9Xを発注した,エアラインのロゴが確認できますね.

初飛行に向け駐機中のN779XWの様子.テールの機番N779XWが確認できますね.

離陸に向けタキシング中のN779XW,この状態では翼端は.折り畳んだ状態ですね.

滑走路進入前の離陸に準備中の翌端のアップ(翌端は折り畳んだままですね)

暫くすると.翌端に変化が・・滑走路進入前の離陸に準備中の翌端のアップ(翌端は真っすぐになります.)

ペインフィールドを離陸上昇するN779XW

コラム執筆はじめました
https://latte.la/column/columnist/129314
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Category: 航空