那覇ACCから神戸ACCへ.
2018.10.15 Mon
那覇ACCから神戸ACCへ.こんばんは.
先日初めて知ったのですが,
ニュースやネットの記事で,那覇空港を離発着する航空機に遅延が出ている,
その理由は,管制のトラブルで,神戸航空管制部でトラブルが原因という記事で,
え?.なんで神戸??と思ったのですが,
よくよく調べてみると,那覇ACC(area control center:航空交通管制部)を廃止し,
新設した神戸ACCで,旧那覇ACCの業務を10/1から引き継いでいる様ですね.
トラブルは初日の10/1に発生し,機能を旧那覇ACCへ戻して対応した様ですね.
その後10/10に本格的な運用を開始した様ですが,
10/10の午後5時25分頃にまたトラブルが発生したとの事です.
神戸ACCに管制部を新設した背景ですが,
国内の航空需要の増加に伴う管制業務の再編計画により,
従来の札幌ACC,東京ACC,福岡ACC,那覇ACCの4ACCのうち,
先ず那覇ACCを廃止,今後は札幌ACCも廃止しの計画で,
2025年度をめどに東京ACC,神戸ACC,福岡ACCの3カ所になる計画との事です.
現状は,4つのACCが地域別に空域を担当していますが,
再編では上空約10キロを境界高度に設定し、,それ以上の"高高度"を福岡ACC,
それ以下の"低高度”を東京ACCと神戸ACCに振り分ける予定との事です.
つまり.高高度は福岡ACCで担当し,
低高度は日本を東西に分割し東を東京ACC,西を福岡ACCで管制すると事ですね.
高度別に広域化する事で,従来の地域を縦割りで見る方法より航路の選択がスムーズになり,
運航の効率化が図れる,管制官の業務負担の改善につながると期待されるとの事です.
セクターの切り替えも同一ACC内で行える事になるので,今までより負荷は低減されそうですね.
国土交通省のFIR(Flight Information Region:飛行情報区)の説明を見てみましたが,
未だ差し替えられていませんね.
http://www.mlit.go.jp/koku/15_bf_000339.html

コラム執筆はじめました
https://latte.la/column/columnist/129314
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Category: 航空