アメリカからのチャーター2機はカリッタエアの747-400F
2020.02.18 Tue
アメリカからのチャーター2機はカリッタエアの747-400Fこんばんは.
新型コロナウィルスが猛威を振るっていますが,
アメリカから,自国を帰国させる為のチャーター機が,
羽田空港へ飛来し,既にアメリカ本土へ到着した様ですね.
使用された機材を調べてみたら,カリッタエアの747-400Fが2機で,
1機は機番N710CKで,機材は747-400F(747-4B5F)で,もう1機は
機番N716CKで,機材は同じく747-400F(747-4B5F)です.
N710CKですが,2/15にアトランタからK4 9586便で羽田空港へ向け離陸し,
2/17に羽田空港からK4 585便で,
カルフォルニアのトラビス空軍基地(Travis Air Force Base)へ向け離陸しています.
一方,N716CKですが,2/15にアトランタからK4 9584便で羽田空港へ向け離陸し,
2/17に羽田空港からK4 581便で,
テキサス州のサンアントニオ空港へ向け離陸しています.
2機で行先が異なるのですね,
カリッタエアですが,アメリカの貨物航空会社で,本社はミシガン州で,
アメリカ軍(アメリカ輸送軍航空機動軍団)のチャーター便を多く運用してる会社です.
IATAコードはK4,ICAOコードはCKS,コールサインはCONNIE.
ちなみに,カリッタエアですが,
成田ーシカゴでJALとコードシェア(K4 584便/JL6033便)を行っています.
私も,昨年ですが,沖縄の嘉手納基地で,嘉手納基地を一望できる道の駅かでなで,
カリッタエアの747-400(747-400BCF)機番N741CKを見た事があります.
以下の写真はその時の写真です.
嘉手納基地を離陸滑走中のN741CK(2019/03/19撮影)

道の駅かでなHP
http://michinoekikadena.com/
FR24より,K4 585便(N710CK)の羽田空港からトラビス空軍基地への飛行航跡
https://www.flightradar24.com/data/aircraft/n710ck#23e31947


FR24より,K4 581便(N716CK)の羽田空港からサンアントニオ空港への飛行航跡
https://www.flightradar24.com/data/aircraft/n716ck#23e30d89


新型コロナウィルスの世界規模での拡散が始まっていますが,
早く落ち着いて貰いたいものですね.
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747-400 ニューヨークからロンドンまで4時間56分の記録達成
2020.02.10 Mon
747-400 ニューヨークからロンドンまで4時間56分の記録達成こんばんは,
ネットの記事で,BAの747-400(BA112便(機番:G-CIVP))が,
ニューヨークからロンドンへの飛行で,
通常より80分早い,飛行時間4時間56分との事でした.この記事を読んでて,
これ,なくはないなと思ったのが,率直な意見です.
ジェットに乗って、NYーロンドン間で最短記録「4時間56分」達成
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6350773
BA112便のニューヨークからロンドンまでの飛行航跡
https://www.flightradar24.com/data/flights/ba112#23cda523


マッハはですが,音速(340m/s)を基準とした比率で,
このまま計算するとマッハ1=1,224km/hとなります.
但し,これは,高度0メートルで,気温15度の条件の時です.
実際に,高度0メートルで飛行機は飛べないので,
飛行機の飛ぶ高度、例えば高度10,000m(33,000feet)の場合であれば,
気温が-50度となり、この条件でマッハ1を計算すると1,080km/hになります.
つまり,音の速さは気温で変わるって事です.
今回のBA112便の場合ですが,ニューヨークからロンドンへ向かう際に,
かなり強いジェット気流が西から東に流れて,それに上手く乗れた事が,
時間短縮になったと思われます.
高高度を飛行する場合ですが,
高速巡行方式(HSC:high-speed cruise)で運航されますが,
機種により異なりますが,音速の80%~85%の速度で運航されます.
高度33,000ftの場合では,860km/h~915km/hの速度となります.
ジェット気流ですが,180km/hと言われますので,
仮に,抑え目の音速の80%の場合だと,860km+180km=1049km,
音速の85%の場合,915km+180kmで1095kmとなり,
高度33000ftでのマッハ1(1080km/h)を超えてしまう事になります.
ですが,報道では時速1327kmで大西洋を飛んだとあるので,
仮に音速の80%で計算した場合,
ジェット気流の速さは,1327km-860kmで467km,
音速の85%で計算すると,412kmの速度になりますが,
報道ではジェット気流の速度は418kmだったとあるので,
機体は,音速の85%の速度,
つまり通常の高速巡行方式での飛行を行っていたという事になりますね.
その結果,ニューヨークからロンドンまで飛行時間4時間56分となったのでしょうね.
後は機体が747(747-400)だった事も時間短縮になったと考えます.
というのも747は現在運航している旅客機の中で最速の機体だからです.
巡航速度の速い機材の音速の80%~85%と,
遅い機体の音速の80%~85%では,差は歴然ですね.
巡航速度ですが,747-400がM0.85(最大運用速度:M0.92)に対し,
A380はM0.85(最大運用速度:M0.89)です.
747-400がA380より,早いのが判ると思います.
777シリーズは,巡航速度はM0.84,747-8IはM0.855です.
ちなみに,747SPの場合,巡航速度はM0.88(最高運用速度:M0.92)です.
あくまでもSPEC上の比較ではありますが,
私も経験があり,747-400(747-400D,JA8961)の退役前に何度か,
沖縄へ乗りに行った事がありますが,
タイムテーブル上は747便が2便連続,次便が1時間後に飛ぶスケジュールでしたが,
搭乗した747便が着陸して直ぐに後に,後続の747便が着陸してきた事があります.
また,747で何より思い出深いのは,
2014/03/31のラストフライトで沖縄から帰りのANA126便(JA8961)が,
羽田空港へ向かう途中で,奄美大島沖上空で,隣を先行して飛ぶ,タイ国際航空のA380に
追いつき追い越したのを見たのは印象的でした,
流石に・・747は早いという実感でした.
以下,この時のレポートです.
B747-400D(JA8961)ラストフライトで実力見せてくれました!!.(2014.03.31up)
http://ja8094.jp/blog-entry-691.html
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羽田空港RWY16R/L 3.5°運用はRNAVアプローチ.
2020.02.06 Thu
羽田空港RWY16R/L 3.5°運用はRNAVアプローチ.こんばんは.
羽田空港の北側からのRWY16R/Lへのアプローチの試行,
2/2に開始され,昨日2/5まで短時間ですが,毎日行われていた様ですね.
今朝のニュースで,デルタ航空が,RWY16R/Lの進入角3.5度のアプローチについて,
安全性が社内で確認できていないとして,実機飛行確認での運用を見合わせているとのニュースが
出ていました.
今回の試行で,3.5度の運用が行われたについてですが,
実際に行われていて,2/2と,2/4に行われています.
私のブログの以下のレポート参照下さい.RNAVと記載があるのが,
3.5度での運用です.
羽田空港への北からのアプローチが3日連続で実施されましたね.
http://ja8094.jp/blog-entry-1195.html
その理由ですが,ILSアプローチは,3.0度,RNAVによるアプローチが3.45度です.
以下は.RWY16Rのアプローチチャートのミスドアプローチの箇所の拡大ですが,
下図の上が,ILSアプローチ,下がRNAVアプローチの進入チャートですが,
ILSはGP(グライドパス)が3.0°,RNAVアプローチは3.45°となっているのがわかると思います.

ILSアプローチよりRNAVアプローチの方が,航法精度が,衛星情報を使っているので高いという事なんでしょうね.
ちなみに,ILSなのか?.RNAVの運用なのかは,
羽田空港のATIS(Automatic Terminal Information Service,飛行場情報放送業務)をモニターすれば,
わかると思います.エアバンドをお持ちの方は,周波数は128.8MHzです.
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羽田空港への北からのアプローチが3日連続で実施されましたね.
2020.02.04 Tue
羽田空港への北からのアプローチが3日連続で実施されましたね.こんばんは.
2/2に開始された,羽田空港RWY16R/Lへのアプローチですが,
2/2に続き,2/2,2/3と3日連続で行われた様ですね.
運用時間を調べてみたら,下図の運用の様です.
2/2と2/4はR-NAVによるアプローチで,2/3はILSによるアプローチですね.

ILS RWY16Rアプローチチャート

ILS RWY16Lアプローチチャート

R-NAV RWY16Rアプローチチャート

R-NAV RWY16Lアプローチチャート

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今日は羽田空港RWY16R/Lへ着陸が実施されました.
2020.02.02 Sun
本日は,羽田空港RWY16R/Lへ着陸が実施されました.こんばんは.
羽田空港の新着陸方式(RWY16R/L)が試験的に行われていますが,
今日(2/2)は実際にRWY16R/Lへのアプローチが行われていました.
17:50台のFR24の画面キャプチャーを取ってみましたので,
その画像をご紹介します.
騒音の問題ですが,我が家は羽田空港RWY16Rの延長正常,
高度で3000ftの近辺なのですが,この高度だと騒音は全く感じませんでした.
追伸(2020/02/02 20:00)
今日が初めての試験だった様ですね.2/2の16:20から約1時間40分かけて実施された
様ですね.ちなみに,進入角については,3.0度なのか,3.5度かは不明です.
試験は,今後3/11まで今回を含め計7回行われる様です.
尚,羽田空港RWY16/R/LへのSTAR(標準到着経路:Standard Terminal Arrival Route)ですが,
南からRWY16R/LへのSTARはALSEL ARRIVAL,AROSA ARRIVAL,
北からのRWY16R/LへのSTARはGODIN ARRIVAL,POLIX ARRIVALですね.
南方面から羽田空港RWY16/R/LへのSTAR(ALSEL ARRIVAL,AROSA ARRIVAL)

北方面から羽田空港RWY16/R/LへのSTAR(GODIN ARRIVAL,POLIX ARRIVAL)

羽田空港RWY16Rへアプローチする,能登からのANA750便(2020/02/02 17:52)

こちら羽田空港RWY16Rのアプローチチャート

東京都心上空を西へ横切り,南へ羽田空港へアプローチする,小松からのANA756便(2020/02/02 17:52)

こちら羽田空港RWY16Lのアプローチチャート

羽田空港RWY34LへアプローチするANA756便(2020/02/02 17:54)

18:00になると,北からのアプローチは終わり,通常の南(RWY34R)からの離陸に変わっています.
JALのA350,新千歳行のJAL525便が離陸して行きました.

ちなみに.RWY16R/Lの着陸に合わせて,今までなかったRWY22からの離陸も
行われています.シンガポール行きのSIA633便,機材:A350-900,機番:9V-SMMですが,
FR24の航跡を見ると,17:06出発で,羽田空港RWY22からの離陸なのがわかりますね.
羽田空港RWY22から離陸のSIA633便の航跡

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