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B747-400Dの機体各パーツを普段見れないアングルから撮影してみた.(その1)

2013.04.20 Sat

B747-400Dの機体各パーツを普段見れないアングルから撮影してみた.(その1)

こんばんは.
航空機を見る・・普段は空港やその周辺,または遥か上空を飛ぶ航空機を想像しますが,
航空機を目と鼻の先で見れる,それはやはり醍醐味ではないでしょうか?.
そんな場所が,航空機の整備の現場ですね.
国内ではANAが羽田空港整備地区のANA機体メンテナンスセンターで,
JALが同じく機体整備工場にて見学会を開催しています.
その他非定期に,他の施設でも見学会が開催されている様ですね.
皆さんも是非参加されてみては如何でしょうか?

で,今回は撮影は少し古いのですが,2010にANA機体メンテナンスセンターで撮影した,
B747-400D(JA8959)の機体付属パーツについてご紹介したいと思います.
先ず,今回ご紹介するshipである.JA8959ですが,製造番号25646/952,登録年月1993/01,退役2012/10 .
ANAとしてのB747-400D5号機となります.
現在は残念ながら,アメリカのミシシッピー州テューペロにて解体作業中です.

掲載写真はすべて,ANAの掲載許可を取得しております.
クリックすると大きくなります.2010/07/01 ANA機体メンテナンスセンターにて撮影.

●ANA機体メンテナンスセンター格納庫(新第一号格納庫(東京新第一号格納庫))で,整備中のJA8959の全景,
 グランドレベルからのこのアングルも普段は見れないアングルかなと思います.特徴的なノーズの曲線が綺麗ですね.
 B747-400の特徴が一番出るアングルではないかと思います.
 整備はほぼ終わりドックアウト待機中と言った感じです.


●右水平尾翼のクローズアップです.思ったより厚みがあると感じませんか?.水平尾翼先端に4つ見える針状の物は,
 スタテックディスチャージャです.尚,B747の水平尾翼ですが,B737の主翼面積とほぼ同じです,
 B747が如何に大きな航空機であるか,理解できると思います.


●垂直尾翼上部のクローズアップ.B747特徴として,垂直尾翼は巨大ですが,一見B747-400以前のいわゆる,
 B747クラッシックと比較すると,形状が若干設計変更されています.
 白く見える台形状の物ですが,これは,TVアンテナです.特徴としては,B747-400Dのみ装備されて
 おり,B747-400には装備されていませんが,B747-400でも,初期に国内線を飛行した機材にも装備されています.


●空港でも,これほど近くでは見れないと思います.機体テールに装備されているAPU排気口と,
 航行灯ストロボライトです.APU重量による補強の為,他の場所よりリベット止めの間隔が狭い事がわかると思います.


●機体テールに装備されている.バルクカーゴドアです.バルクカーゴドアですが,他のカーゴルームは
 与圧されませんが,このバルクカーゴドアは与圧されます.ペット等の生き物はこちらに収容されます.
 よく見ると.ドアの右下,左上下の端に補強用スキンが貼られているのがわかりますね.


●こちらは,航空機にそう詳しくない方でも,一度は聞いた事はあると思います,ピトー管です.
 B747では.左右2か所に計4本装備されています.ピトー管上に見える三角形状の物は.AOA(angle of attack )センサーで.
 航空機の迎え角を検知するセンサーで,失速が近くなると警報を出す為のセンサーです.
 キャビン窓の下付近には2重にスキンで補強されているのも解ります.


●L2ドアの右主翼付け根のフェアリングと呼ばれる流線型のパーツで,B747-400以前のB747クラッシックから設計変更された部分です.
 なお,B747-300の後期製造機は,このB747-400のフェアリングが採用されている機体もあります.
 よく見ると.沢山のパネルで構成されている事がわかります.赤い線は,タラップ車を接続する為の目印です.


●コクピット先頭部分のクローズアップ.ワイパーの形状が確認できると思います.
 コクピットウインドウの中止により少し左下にあるノブ状の物は.ウオッシャー液の噴出口,
 その下の棒状のものは,凍結感知センサー(ICE DETECTON)です.このセンサーはHeatingされており,
 飛行中は4万Hzで振動しており,飛行中にセンサーが氷結を始めると振動が減衰し,
 機体が氷結を始めたのでエンジンや翼の先端等が氷結する恐れが発生するのでHeatingを開始する警告を表示します.



如何だったでしょうか?.空港などで見える機体とは随分違う感じがしませんか?.
機体表面はつるつるに見えますが,やはり目と鼻の先で見ると継ぎ目だらけ,リベットも沢山みえます.
それに,センサー類の形状もはっきり確認できるのではないでしょうか? 
今回は,ここまで・・是非,その2にもご期待下さい.

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B787問題,FAAがバッテリー出火トラブルを防止する新たな設計を承認.

2013.04.20 Sat

B787問題,FAAがバッテリー出火トラブルを防止する新たな設計を承認.

こんばんは.
ロイターの記事からです.
既に,報道発表されていますが,FAAが出火トラブルを防止する新たな設計を承認したと発表しました.

米連邦航空局(FAA)は米国時間19日,バッテリーの重大トラブルで今年1月以降運航停止となっている,
B787に対し,改良されたバッテリーシステムを承認したとの事です.
これによりボーイングは,世界8つの航空会社に対し,B787の補修に関する説明書を発行することが可能になる.

FAAによると,B787を運航する航空会社に対し,来週,同型機の変更に関する説明書が発行され,
発行と同時に補修の実施が可能になるとの事.

B787には2つのリチウムイオン電池に,過熱時に熱や炎を封じ込めるステンレス製の仕切りなど隔離対策や,
排煙システムの搭載が義務付けられているほか,電池と充電器について部品の取り替えも求められている.
米国以外の規制局もボーイングの補修内容を承認する必要があるが,FAAに続いて速やかに承認されるとみられる.

一方、米運輸安全委員会(NTSB)の発火事故をめぐる調査は続いており,
来週は2日間の日程で公聴会が予定されている.NTSBは米国時間19日,公聴会ではFAA高官と,
ボーイング関係者の他,B787にリチウムイオン電池を供給する,
GSユアサなど関連メーカー関係者が証言すると明らかにした.

国交省航空局の高野滋・航空事業安全室長は20日,B787の是正措置について,
航空局FAAは緊密に連携して分析・評価をしており,その結果について特段の問題はないと考えていると述べた.
ただ,B787の運航再開にはついては安全性の確認に万全を期す必要がある為,
米国時間23,24日に開催予定のNTSBの公聴会の結果を確認しつつ,運航再開の最終判断をしたいと語った.

19日付の日本経済新聞は,国交省がB787の運航再開を認める際,
独自のバッテリーの安全確保策を国内航空会社に求める方針だと報じたが,
高野室長は20日,必要かどうかは判断していないと述べた.

これで,B787の運航再開について道筋が出来上がった感じですね.
ですが,NTSBやJTSBで現在究明されている発火事故の調査は原因がわかるまで続けて欲しいですね.
B787の信頼回復の為にも・・・


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BOEING 747の大ファン.ANAGrの機材を中心に,空港で撮影した機体や,機体整備工場で整備中の機体のトリトンブルーの機体達の紹介に加え,航空関係全般のお話や,様々な情報,その他趣味の話なども掲載してまいります.どうぞ宜しくお願い致します.プロフィールのアイコンはANAより使用許可を頂いております.

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