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ANA B787電池管理ユニットが損傷・・

2013.01.26 Sat

ANA B787電池管理ユニットが損傷・・

こんばんは.
先日(2013/01/16)高松空港へ緊急着陸したANA692便(B787:JA804A)で.
メインバッテリーの状態をモニターしながら,
制御している電池管理ユニット(BMU)が損傷している事が判明したとの事です.

原因究明に向けてBMUに残されているバッテリーデータを調査する必要があるが,
破損により,データが失われている恐れがあり,作業がさらに難航する可能性が出てきた.
運輸安全委員会(JTSB)当局は今後,このBMU製造元の関東航空計器(神奈川県藤沢市)に送り,
詳しい調査を依頼する予定との事.

JTSBの関係者によると,BMUを構成する”サーキットボード”と呼ばれる,
8個のリチウムイオン電池の状態をモニターしながら制御する回路基板が,
なんらかのダメージを大きく受け黒くなっている事が判明.
バッテリーの”頭脳”とも呼ばれるサーキットボードの損傷により,
事故状況の解析が難しくなるかもしれないという見解.

複数の電池専門家の話では,トラブルの原因によっては,
BMUデータ無しでも解明できる場合はあるというが,
それがBMUと同じように損傷していれば,証拠が消滅している可能性もあるとの事.

なかなか,ここ暫くB787関係で明るいニュースがないですが,
原因が究明され,早期の運用再開を期待したいですね.

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ANA B777-200 〒マーク剥離作業.

2013.01.26 Sat

ANA B777-200 〒マーク剥離作業.

こんばんは
ANA機体メンテナンスセンターでの,B777-200(JA8199)のC整備の光景です.
ANAでは.C整備は3,000~6,000飛行時間,で,約10日程ドックに入れ航空機の,
多くの部品を取り外し整備を行います.約60人の整備士が10日程かけ実施します.

そんなC整備の中,一寸珍しい〒マークの剥離作業を見る事が出来ましたので,写真をアップしたいと思います.

航空機のL1ドア横に〒マークが書かれているのご存じの方も多いと思います.
これは,航空機内にポストがあるって意味ではなく,
郵便貨物を運ぶことを許可されていますという意味です.
2012/01/22 ANA機体メンテナンスセンターにて撮影
(全ての写真はANA掲載許可取得済みです.)
クリックすると大きくなります.

C整備なので,多くの整備士が各自の持ち場の仕事をしているのがわかります.
L1ドアにタラップが接続され,整備士1名が確認できます.L1ドアの右側には〒マークが確認できますね.
参考まで,ヘルメットが白と黄色の整備士が確認できますが,黄色のヘルメットは新人です.


〒マークですが,シールの様ですね.もう一人の整備士が登場し,
ドライヤーでシールを温めています,シールを柔らかくする事で,剥離しやすくしています.
空港などで見ると,小さな〒マークですが,整備士と比べると,意外に大きい事がわかりますね.


ドライヤーで〒シールを温めつつ,左側の整備士はこてでシールを剥がしています.


もう随分剥がし終えた様ですね.更に残った部分のシールを温めて剥がしています.


〒マーク剥がしが完了し,チェックと言った感じですね.整備士が二人でチェックしています.
剥がした後は,白い四角がくっきりと見えますね.整備終了後,機体洗浄を行ったのち,
新しい〒マークが貼られるんでしょうね.
作業開始から,終了まで10分位でした.



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FAAの能力に疑念?.B787トラブルで,米上院公聴会開催へ.

2013.01.26 Sat

FAAの能力に疑念?.B787トラブルで,米上院公聴会開催へ.

こんばんは.
金曜日(2012/01/25)日経からです.(要約,加筆してあります.)

発煙などのトラブルが続くB787を巡り,就
航前の認証試験や事故の調査を担当する米連邦航空局(FAA)の能力に疑念が浮上しているとの内容.

米上院は公聴会を開き,FAA幹部を追及する方針で,
米航空宇宙局(NASA)など別の専門機関を交えた調査では不協和音も漏れ始めており,
長期化の恐れがある。

B787の審査や試験に20万時間を費やした.安全性を確信していると,
FAAのウエルタ長官はB787の調査を始めた11日にこう語った.だが,
ANA機の高松空港への緊急着陸を受け調査が本格化すると,
米国ではFAAの調査手法などへの疑問の声が目立ち始めた.

B787は2008年5月の初号機納入を目指し,2002年ごろに開発を本格化.
だが,開発過程での相次ぐトラブルで実用化を2007年〜2011年の間に計7回延期し,
2011年9月にようやくANAに初納入した.

この間,FAAはボーイングが初めて旅客機に搭載するリチウムイオン電池についても調査した.
だが,2007年に搭載を許可して以降,ボーイングが設計変更を繰り返したにもかかわらず,
電池の使用条件などを見直していない事が発覚したとの事.

米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は関係者の話として,
FAAは不具合がない事を前提とするボーイング側の資料に依存し調査してきたと報道している.
国際航空パイロット協会(ALPA)が電気系統での発火の恐れを指摘したものの,
考慮されなかったことも明らかとなった.
こうした事態を重く見た米上院は,B787問題に関する公聴会を開く方針だ.

現在の航空機はシステムなど,パーツの塊で,しかもそれが,各提供企業の企業秘密と言う事もあり,
詳細な設計図等も提供されない事が多いそうです,実際エアラインで整備すると言っても,
詳細図面が提供されていないので,修理も事実上はメーカー任せになる例が多い様です.
特に制御系の電子系統など,で,エアラインの現場がこんな状態なので,
FAAがエアラインより詳しいノウハウを持っているとは考えにくいのが個人的な意見です.
新しい技術に追従する能力が検査機関にないって事でしょうね.
結局の所,メーカー任せで認証しているのが通例ではないでしょうか?.
公聴会の内容次第では,B787の運用再開は先が長い,
そんな印象を受けますね.まだまた正常化には程遠いいですね.


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BOEING 747の大ファン.ANAGrの機材を中心に,空港で撮影した機体や,機体整備工場で整備中の機体のトリトンブルーの機体達の紹介に加え,航空関係全般のお話や,様々な情報,その他趣味の話なども掲載してまいります.どうぞ宜しくお願い致します.プロフィールのアイコンはANAより使用許可を頂いております.

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